猫の進化の歴史(猫検定テキスト情報整理)

CATS
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こんばんは!猫リーマンです!

今回は来年猫検定上級にリベンジすべく、猫の進化の歴史に関して情報をまとめようと思います!

実際猫検定の公式テキストは既に見やすくまとめられているのですが、初級・中級・上級テキストで情報が分かれていたりするので、自分が後から見て要点を勉強しやすいように自分なりに情報を整理してみます!
自分なりに調べた情報等も付記しているので、間違っていたら優しく教えてください(/・ω・)/

哺乳類から猫に至る進化の歴史

ここでは私たちヒトとも共通の哺乳類からイエネコに至るまでの進化の歴史の大まかな流れを説明します!

猫の進化の系統と概要やいつ分岐したかを年代も併せて説明します!(/・ω・)/

哺乳類(ほにゅうるい / Mammalia)

概要: 哺乳類は、乳腺を持ち、母乳で子を育てる特徴を持つ動物のグループです。温血で体毛があり、多くは胎生です。

  • 約2億2500万年前(中生代三畳紀後期): 哺乳類は、恐竜と同時代に小型の爬虫類から進化しました。これらの初期の哺乳類は、昆虫食で夜行性だったと考えられています。
  • 約6500万年前(白亜紀末期): 恐竜が絶滅した後、哺乳類は多様化し、さまざまな生態的ニッチを占めるようになりました。

※生態的ニッチとは

生態学において、ある特定の種が環境内で占める役割や位置のことを指します。具体的には、その種がどのような環境条件で生息し、どのような資源を利用し、他の生物とどのように相互作用するかといった、種の生態的な特徴全体を包括します。

生態的ニッチには、以下の要素が含まれます。

  1. 環境要因: その種が適応している気温、湿度、土壌の種類などの物理的な条件。
  2. 資源利用: 食物、光、水、空間など、その種が必要とする資源の種類や量。
  3. 相互作用: 競争、捕食、共生など、他の生物との関係性。

生態的ニッチの概念は、異なる種が同じ生息地で共存する方法を理解する上で重要です。同じ生息地に住む種でも、生態的ニッチが異なることで、競争を避けつつ共存できるという理論です。

たとえば、同じ森に住む異なる鳥の種が、異なる高さの木々や異なる種類の虫を食べることによって、共存できるのは、それぞれの鳥が異なる生態的ニッチを占めているからです。

真獣下綱(しんじゅうかこう / Eutheria)

概要: 真獣下綱は、現代の多くの哺乳類が属する分類で、胎盤を持つ哺乳類(胎盤哺乳類)を含みます。これにより、胎児は母体内でより長い期間育つことができます。

約1億6000万年前(中生代ジュラ紀後期)

北方真獣類(ほっぽうしんじゅうるい / Boreoeutheria)

概要: 北方真獣類は、真獣下綱の中で、ユーラシア大陸や北米を中心に進化したグループです。これには多くの哺乳類が含まれ、現在のほとんどの哺乳類がここから進化しました。

約1億年前(白亜紀中期): 北方真獣類とその他の真獣類が分岐。

ローラシア獣類(ローラシアじゅうるい / Laurasiatheria)

概要: ローラシア獣類は、北方真獣類の一部で、ローラシア超大陸(古代の北半球大陸)で進化した哺乳類のグループです。多様な生態に適応した動物が含まれます。

約9000万年前(白亜紀後期): ローラシア獣類が進化し始めた時期。

野獣類(やじゅうるい / Ferae)

概要: 野獣類は、ローラシア獣類の中でも、肉食性に適応した哺乳類が含まれるグループです。このグループには、現在の食肉目(Carnivora)が含まれます。

約8500万年前(白亜紀後期): 野獣類と有袋類が分岐。

猫目(ねこもく / Carnivora)

概要: 猫目は、主に肉食をする哺乳類のグループです。犬、猫、クマ、アシカなどが属し、鋭い歯や爪を持ち、狩りに適した身体構造を持っています。ミアシス(Miacis)などの初期の肉食性哺乳類は、現代の肉食動物(食肉目)の祖先と考えられています。ミアシスは、現在のイタチやマングースのような動物であり、木の上や地上で活動していました。

約6500万年前(白亜紀末期〜新生代暁新世初期): 恐竜が絶滅した後、哺乳類は多様化し、さまざまな生態的ニッチを占めるようになりました。その中で 猫目が他の野獣類から分岐。

※生態的ニッチとは

生態学において、ある特定の種が環境内で占める役割や位置のことを指します。具体的には、その種がどのような環境条件で生息し、どのような資源を利用し、他の生物とどのように相互作用するかといった、種の生態的な特徴全体を包括します。

生態的ニッチには、以下の要素が含まれます。

  1. 環境要因: その種が適応している気温、湿度、土壌の種類などの物理的な条件。
  2. 資源利用: 食物、光、水、空間など、その種が必要とする資源の種類や量。
  3. 相互作用: 競争、捕食、共生など、他の生物との関係性。

生態的ニッチの概念は、異なる種が同じ生息地で共存する方法を理解する上で重要です。同じ生息地に住む種でも、生態的ニッチが異なることで、競争を避けつつ共存できるという理論です。

たとえば、同じ森に住む異なる鳥の種が、異なる高さの木々や異なる種類の虫を食べることによって、共存できるのは、それぞれの鳥が異なる生態的ニッチを占めているからです。

猫亜目(ねこあもく / Feliformia)

概要: 猫亜目は、食肉目の中で、猫に近い形態を持つ動物が属するグループです。主に小型から中型の肉食動物で、鋭い爪と狩りに適した身体を持ちます。

約4200万年前(新生代始新世中期):猫目がイヌ亜目とネコ亜目に分岐。
                 ※ここから分かるように犬はネコ亜目

猫科(ねこか / Felis)

概要: 猫科は、猫亜目に属する中でも、最も身近な種の一つです。具体的にはプロアイルルス→プセウダエルルスといった種が生息しており、その後リビアヤマネコに進化したと言われていますが、その後家畜化され、現在の家猫(Felis catus)となりました。鋭い感覚と優れた狩猟能力を持ち、世界中で飼育されています。

約2500万年前(中新世初期): 猫科(Felidae)の動物が初めて出現しました。これらの初期の猫科動物は、現在の猫のような形態を持ち始め、木登りや獲物を追うための鋭い爪や歯を発達させました。

約1000万年前: 現在の猫科動物の祖先が多様化し、ヒョウ、ライオン、チーターなどの大猫や、小型の猫類が分岐しました。

プロアイルルス・プセウダエルルス

1. プロアイルルス(Proailurus)
  • 発生年代: 約3000万年前~2500万年前(新生代漸新世)
  • 概要:
    • プロアイルルスは、ネコ科の最も初期の祖先とされる動物です。体格は現代のイタチやマングースに似ており、木の上での生活に適応していたと考えられます。肉食性で、鋭い歯と爪を持ち、小型の哺乳類を捕食していたとされています。
    • 彼らは、現代のネコ科動物の進化の重要なステップとなったグループです。

2. プセウダエルルス(Pseudaelurus)
  • 発生年代: 約2000万年前~800万年前(新生代中新世)
  • 概要:
    • プセウダエルルスは、プロアイルルスから進化したと考えられており、現代のネコ科動物により近い形態を持っています。体格や形態は現代の猫に似ており、より広範な環境に適応していたと考えられます。
    • プセウダエルルスは、後に進化する大型ネコ科動物(ライオンやトラなど)の祖先と考えられており、ネコ科動物の多様化において重要な役割を果たしました。

これらのネコ科動物は、現代のネコ科動物の進化を理解する上で非常に重要であり、彼らの特徴や生活様式は現代の猫の行動や形態に影響を与えています。

まとめ

今回は哺乳類から猫科に至るまでの進化を説明してきました!

次回はその猫科の中でイエネコに至るまでどのような種類がいて、どのように進化してきたかを説明したいと思います!

最後まで読んでくれてありがとう!!

また次回の記事で!

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